フリーランス(個人事業主)のメリットとデメリット

〜 会社員と比べると・・・ 〜

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フリーランスという働き方(=個人事業主になること)を、会社員と比べたときのメリットとデメリットについて記述します。

メリット

システムエンジニアやプログラマーがフリーランスになることの最大のメリット>は、収入が増えることです。
そしてこれが、ほぼ唯一のメリットであるといえます。

フリーランス技術者を企業に紹介するエージェント企業のホームページには、「自由に仕事を選べてスキルアップできる」「自分のペースで時間をコントロールできる」といったメリットがあると書かれていることが多いようです。
しかし、現実的には、エージェントの紹介で選べる仕事は下流工程の狭い範囲だけの案件が多いようで、特にマネジメントのスキルを磨くことができなくなりますし、高収入を維持するためには、仕事の時間を減らすこともできません。

ですから、次に挙げるようなデメリット(リスク)を加味してもなお魅力があると思えるだけの収入が期待できないのであれば、フリーランスになるのはやめておいた方が良いと思います。

デメリット

たったひとつしかないメリットに比べてフリーランス(個人事業主)のデメリットはたくさんあります。

・会社員のように安定した収入が得られる補償がない
 会社員より景気悪化の影響を受けやすい。
会社員でも景気が悪くなればボーナスが減って収入が下がることがあります。けれど、その減少率は数パーセントかせいぜい数十パーセント程度でしょう。不景気でも会社員は、会社が潰れたりリストラにあわない限りは、安定した収入を確保できます。
けれど、フリーランスの場合はもっと深刻な事態になる可能性が高くなります。
景気が悪くなると、プロジェクトへの投資が減るため人材の募集が減ります。また、企業の業績が悪化すると、プロジェクト自体が縮小されたり打ち切らりして、突然仕事を失うこともありえます。赤字経営の企業にとっては、労働組合や労働法規に守られている会社員の給料を減らすことより、システム開発への投資を減らすのを優先することは、ごく当たり前のことなのです。

・失業する可能性がサラリーマンより高くなる。失業しても雇用保険が貰えない

・会社員のように有給休暇があるわけではないので、風邪などで休むだけでもその分の収入が減ってしまう。

・健康保険が国民健康保険になる。会社員であれば半額は会社が負担していた保険料は全額自己負担となり、健康保険より割高なうえ、病気で休業したときなどの傷病手当金も貰えない

労災保険に加入していないので、業務中にケガをしてもお金が貰えない。

・会社員であれば半額は会社が負担していた年金の掛け金が、国民年金となり全額自己負担となる。将来貰える年金額は少なくなる。

・所得税の確定申告を自分でしなければならない。

・「給与所得控除」が無くなるので所得税の金額が上がる可能性がある。
 →給与所得控除についてはこちらをご覧ください

・事務、経理などの、本職以外の仕事も自分でしなければならない。

・個人事業主は、社会的な(特に金融機関からの)信用度が相対的に会社員より低いので、ローンを組みたいときなどには不利。開業初期はクレジットカードの入会審査が通らない可能性もある。
(将来、住宅ローンを組む予定がある人は特に注意してください。会社員より借入限度額が大幅に減る可能性もあります。)

※雇用保険、傷病手当金、労災保険、厚生年金などについては、 こちらのサイト でまとめています。

年金や保険が手厚くなくなることに関しては、個人事業主が自分で年金や保険に加入することによってある程度は回避可能です。詳しくは、個人事業主の年金と保険のページをご覧ください。

個人的には、個人事業主の年金と保険 のページで紹介しているような保険や年金に加入した場合の掛け金を収入から引いても、残りがサラリーマンのときの収入より多いのでなければ、フリーランスになる意味は無いと思います。

間違っても、フリーエンジニアの方がなんだかかっこよさそうだなどと安易な考えで会社を辞めてしまわないでください。

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